社会で生きていくうえで重要とされる能力のひとつに、標題にもある論理力が挙げられます。「ロジカル・シンキング」とよく言われるものです。それでは、早速、論理力とは何か説明をしていきたいと思います。
目次

01ロジカル・シンキングとは
さて、ロジカル・シンキングについては、書籍も豊富にあって、何を読めば正解なのか悩むと思います。有名な書籍では、数多くの起業家、実業家を輩出しているマッキンゼー出身者たちによる著書『ロジカルシンキング』が有名かと思います。ただ、注意して欲しいのは、本を読めば、論理力は身につくものではなくて、説明力、理解力を身につけるための訓練が必要です。
念のためですが、「思考」とは異なることを知っておいてください。
思考とは考えることを指します。
例えば、文章を書くことでもその力は養われます。ただ、日本語は英語と違い表現が難しいと私は感じています。その理由は米国では20世紀初頭に、『The Elements of Style』によって、より簡潔な英文についての指針が提示されていて、スクールでは作文の授業があり、文章の構成規則が明確化されています。
(※日本でも様々な取り組みはされていますよ)
しかし、日本語は倒置法をはじめ、誇張法(比喩)、反語法、感嘆法、反復法などがあり、新入社員の頃は「5W1H」ができてないとか先輩や上司から怒られることも多く、文章の構造が難しい言語だと思います。
さて、ここまで、文章を読んで頂いていて、専門用語は別にして、文脈として読みやすいと感じましたか? それとも読みにくいと感じましたか?
理論的には、学ぶことが多くありますが、この記事では簡単に解釈していくことに注力したいと思っています。そのため、あまり小難しくはしないようにします。実は、私が読みやすいかと問いかけたのには意味があります。
それは、何か分かりますか?
答えは、文章の区切り方や、改行の仕方、句読点の使い方にあります。
ただ、文章を書くのではなく、読み手の気持ちを考えて書くことを意識してこの記事を記述しています。
もう一つ、ロジカル・シンキング以前に、語彙力の向上も私は大切だと感じています。「書く」と「記述」では意味が違います。そういった、伝えたいことの感情や気持ちの機微を細やかに、適格な表現で伝えるためには、やはり語彙力が必要であり、それが論理力に繋がっていくと考えています。

02帰納法、演繹法について
👉ポイント
「帰納法」・・・複数の具体的事実から事象を総合し、結論を導く思考法
「演繹法」・・・一般的かつ普遍的な事実を大前提に、結論を導く思考法
まず、文章を書くうえで、最低限、これだけは理解しておいた方が良い法則がありますので、理論的な内容から説明していきます。そのまま、読んでも分かりにくいと思いますので、簡単に説明をします。
「帰納法」
例えば、
「最近は新聞の購読者が減っている」
「最近は音楽CDのミリオンセラーがない」
「最近は町の小さな書店を見かけなくなった」
という事象を総合してペーパーレス化や、形あるものから、デジタル化への遷移が進んでいるという結論を導き出すことが可能です。
「演繹法」
例えば、
「昆虫は胸部に3対の付属肢(歩脚)があり触角がある」
「触角がなく脚の数が6本でないものは節足動物に分類される」
「蜘蛛は8本脚で、触覚がない」
という3つの普遍的な事実を前提とした場合に、演繹法では「蜘蛛は昆虫ではなく節足動物」であるという結論を導き出すことが可能です。
いずれにせよ、結論が出ると言う点では一緒ですが、与えられた情報をもとに結論を導き出す力が論理力であり、前提や事象から要点を掴むことができなければ、結論を導き出せないということになります。つまり、簡単に言うと、「話のつじつま」が合っていて、「文脈に繋がり」がなければいけないということです。

03語彙力、正しい日本語について
👉ポイント
・語彙力
・正しい日本語
書類選考をしている立場に立ってみると、よく分かりますが、結論として何を伝えたかったのかが分からない文章を書いてくる就活生が少なからずいます。ESによくある「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)の書き方の書籍や情報は、インターネット上でも氾濫していますが、テクニック的なことを学ぶ前に、まず、根本的な論理力を養う必要があります。ESに限らず、インターンシップの選考や採用のどの段階でも、論理力が必ず試されます。
それを理解した上で、まず、論理力と語彙力をつけ、正しい日本語を学ぶことをお勧めします。案外、語彙力や、日本語の書き方について触れていない書籍や情報が多く存在することは、私にとっては遺憾に感じるところです。
04ロジカル・シンキングのまとめ
さて、ESや書類選考において大切なことは、自分自身が情報をしっかりと整理できて、相手に正しく誤解のないように伝える必要があるということが分かってもらえたと思います。気付いている方がいれば嬉しいですが、本稿では、あえて【列挙】、【掘り下げ】ということをやっています。相手の立場に立って、文章を読みやすくするためには、この2つが重要となります。「後編」において、【列挙】や【掘り下げ】といったことを取り上げていきたいと思います。
おっと、ここでちょっと思い出して欲しいことがあります。
私は、記事の中で、蜘蛛の話をしていたのを覚えていますか?
節足動物門(Arthropoda)という動物界最大の分類群があり、その中に、昆虫類やクモ類など様々な類型が定義されているのを【掘り下げ】ているかどうかということをここで、改めて伝えておきたいと思います。
【掘り下げ】という行為は「知的好奇心」が強いということです。私は、蜘蛛が昆虫類ではないことを知っていたので、例として蜘蛛を挙げました。
「知的好奇心」が旺盛だということは、「探求心」も強くなります。この2つの言葉の違いが分かっていない方は、インターネットでいいので、しっかり調べてみてください。「正しい日本語」を知るためにも・・・。
👉最後に重要なことを3つ挙げておきます。
1.考える習慣をつけること
2.ノートに書いて思考を整理する
3.ESを見てもらい、意見してもらう
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社会で生きていくうえで重要とされる能力のひとつに、標題にもある論理力が挙げられます。「ロジカル・シンキング」とよく言われるものです。それでは、早速、論理力とは何か説明をしていきたいと思います。
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